【認知症の対応】トイレに行っても排泄しない時

フクシ

✅介護歴15年以上の現役生活相談員
✅資格はケアマネジャーと介護福祉士を所持
✅累計1,000組以上の介護でお困りのご家族からのご相談を受けています
✅地域の方に向けた介護についての講演会をした経験があります

 

ご家族

父さんトイレよ。

あれ?

そろそろおしっこの時間じゃない?

全然しないわねぇ…

 

フクシ

こんにちは。

フクシ(@ryusukefukushi)です。

今回は認知症になった方の症状の事例と、

その対応方法をまとめてましたのでご覧ください。

実際行った私の経験談もあります

 

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事例「排泄③ トイレに行っても排泄しない時」

 

認知症の症状が進行すると失禁もしますが、トイレへお連れしてもなぜか排泄をしようとしないことがあります。

 

ご家族

最近トイレでよくおしっこしないから、

定期的にトイレに連れて行ってるのに…

なんで?

 

トイレに行っても排泄しない原因

 

原因としては、

 

 

  • トイレをトイレと認識していない
  • 尿意、便意が鈍くなる。または感じなくなる

 

 

などが挙げられます。

 

まずはご本人がトイレを排泄する場所だと認識していない可能性があるんです。

 

例えば、私たちも家族や友達にトイレだと思っていない場所に連れて行かれて急に、

「ここでおしっこしてくれる?」

と言われてもピンとこないですよね?

 

それと同じように認知症の方も、トイレが排泄する場所だと認識しなくなってしまうと、

「なんでトイレって言われているんだろう?」

と思われて何もしない場合があるんです。

 

尿意がないと排泄しない

 

また、失禁をしてしまう時でもお話ししましたが、認知症の症状が進むと膀胱に尿がたまっても脳まで情報が伝わりにくくなり、その結果尿意が鈍くなっていきます。

 

なので例え膀胱にたまってきていたとしても、尿意がないとそこで排泄をしてくれません。

 

実際経験した話し

 

ちなみに私が働いている施設でも、ご利用者の失禁が多くなってきたので排泄の時間帯を把握してトイレにお連れしてもそこで排泄されず、数分後失禁されるパターンがよくあります。

 

NGな対応

 

では実際、

認知症になったご家族が失禁をした時のやってはいけないNGな対応ですが、

 

 

  • 「ここでおしっこ早くして」と強要する
  • 「やらないとまた漏れるよ」と否定的な対応をする

 

 

というような対応をすることです。

 

なぜこの対応がいけないのか

 

良くないのは相手を忘れた時の対応と同じように、否定的な対応をしてしまうことです。

 

認知症は脳が萎縮し、症状が進行しても自尊心や感情は残っていたりします。

 

そこで否定的な対応を取ると相手に過度なストレスを与えてしまい、認知症が進行してしまう可能性があります。

 

相手を忘れた時の対応についてはコチラ
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強要されたと感じることも

 

またトイレと認識していないと、急に他人からおしっこしろと強要された。と感じるかもしれません。

 

ご家族

でもせっかくトイレに行ったからには、

ちゃんとおしっこして欲しいわよねぇ…

どうしたらいいの?

 

OKな対応

 

フクシ

主な対応方法ですが次の通りになります!

私が働いている介護施設でも、同じ対応をしています!

これをやると成功率が上がりますので、ぜひ試してください!

 

では逆にどのような対応をするとOKなのかと言いますと、

 

 

  • 排泄の時間帯を把握する
    →朝何時に排泄しているか。食後何時間で排泄しているか。など
  • 「かわや」、「便所」、「お手洗い」、「はばかり」など表現方法を変える
  • トイレの入口にトイレマーク🚻を貼るなどして視覚でわかるようにする

 

 

となります。

 

なぜこの対応がふさわしいのか

 

やはり大事なのはトイレ以外で放尿する時の対応と同じように、ご本人の排泄の時間帯を把握することです。

 

排泄の時間帯を把握していると、その時間に合わせてトイレに誘導することができるからです。

 

トイレ以外で放尿する時の対応についてはコチラ
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ご本人が呼んでいた呼び方で伝える

 

また、「トイレ」ではなく「かわや」、「便所」など呼び方を変えてみると伝わりやすくなります。

 

ご本人が今まで呼んでいた呼び方で伝えてみてください。

 

視覚でも「ここがトイレだ」と訴える

 

ちなみにうちの施設ではトイレの入口にマーク🚻を貼っています。

 

視覚でもここがトイレだということを訴えかけてみるのも良いですよ。

 

ご家族間で検討してみてください。

 

認知症の対応も大事ですが

 

認知症は病気のひとつです。

 

毎回同じ対応をするのは正直ストレスがたまるかもしれませんが、認知症になったご本人も混乱しています。

 

大事なのは相手にストレスや負担を最小限にすることです。

 

ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。

 

フクシ

認知症の方の対応で疲れた方はあまりためこまず、

ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないでくださいね

 

まとめ

 

 

  • 認知症の症状でトイレに行っても排泄しないことがある
  • トイレ=排泄が結ばない可能性もあるため、「早くおしっこしてよ」など強要は避ける
  • 事前に排泄する時間帯を把握し、その時間に合わせてトイレ誘導をする
  • 「かわや」、「便所」、「お手洗い」など表現方法を変える
  • トイレの入口に🚻マークを貼って視覚でも訴えかけてみる
  • 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください

 

 

となります。

 

介護はやはりストレスがたまりますよね。

 

私は介護の仕事を10数年していますが今でも精神的に疲れる時がたくさんあります。

 

なので自分を犠牲にしないで無理せず対応してくださいね。

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