ごあいさつ
経歴はコチラ
1980年(昭和55年)11月 大阪府生まれ
2004年(平成16年)12月 ホームヘルパー2級取得
2004年(平成16年)12月 全身性ガイドヘルパー取得
2010年(平成22年) 3月 介護福祉士取得
2011年(平成23年)11月 認知症介護実践者研修修了
2012年(平成24年) 6月 認知症対応型サービス事業管理者研修修了
2013年(平成25年) 3月 介護支援専門員(ケアマネジャー)取得
2014年(平成26年) 7月 小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修修了
介護を志した理由
私は「おばあちゃん子」でした。
私が小さい時から両親は共働きで、
幼稚園から家に帰ったら夕方まで 1 人で過ごすことが多かったのですが、
そこで近所に住んでいたおばあちゃんがよく遊びにきてくれました。
そんなおばあちゃんが大好きだったのですが、
私が高校の時に病気で亡くなってしまいました。
その時おばあちゃんに何もしてあげられなかったのがとても悔しくて、
「亡くなる順番でいくと次は両親だ。
両親では悔しい思いをしたくない!」
と、心に誓って介護業界で働く決意をしました。
ご入居者に言われた衝撃の一言
最初に働いた施設で、
ある認知症の女性のご入居者からこんなことを聞かれました。
「あんた若いな。親はおるんか?」
当時、私はまだ実家で生活していました。
「いますよ。
父はよく酔っ払って帰ってきますし、
母はいつも小言がうるさいんですよ」
と、ちょっとしたグチのような返答をしました。
すると、
そのご入居者は笑いながら、
「そうかそうか。
でもあんた親は大事にせえよ」
と言われて、
「えぇっ!」
と、電気のようなショックを受けました。
親を大事にするなんてごく一般的で当たり前なことなのですが、
実はこのご入居者は若い頃がまだ戦時中で、
父親は戦地で帰らぬ人となり、
母親もその 10 年後に病気で亡くされていた方でした。
親孝行をしたくても満足にできなかったので、
両親が元気な私に、
「おまえは後悔するなよ」と諭してくれた気がしました。
この「人生の大先輩」からの助言は経験に裏打ちされた言葉なので、
とても重みがあり、説得力があったんです。
それから私は、
普段から両親との会話を増やすように心がけ、
なるべく親孝行に努めていたのですが私の父親がその 5 年後に急病で亡くなりました。
めちゃくちゃびっくりしました。
「もっと親孝行したかったなぁ」
と今でも悔やむこともありますが、
あのご入居者の言葉がなかったらおそらくもっと悔やんでいたと思います。
実際、介護業界で働いてかれこれ 16年以上が経ちますが、
今でも働き始めた頃に言われたあの言葉が忘れられません。
このような自分自身の人生に多大な影響を与えてくれる、
「人生の大先輩」やそのご家族の生活の一部分に携われるこの仕事は、
とても素晴らしく光栄なことだと思います。
ですから、
そのような方たちに介護が必要になっても、
「楽しいな。生きててよかったな」
と少しでも思っていただけるにはどうすれば良いか考えて今回この介護コンパスというサイトを立ち上げるに至りました。
というわけでこのサイトでは介護の情報や悩み、
自分の経験談などを書いて少しでも皆様のお役に立てたら良いなぁと思っております。
今後とも何卒よろしくお願いいたします🙇♂️