
父さん靴下噛んでるじゃない!
なんでそんなことするの…?

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事例「食事③ なんでも口に入れる時」
認知症の中等度から高度にかけての症状で紙や布、果てはゴミまでご自身の口に入れて食べようとする行為があります。
これを「異食行為」と言います。
異食行為をする原因
これは認知症の症状の進行によって、
- 記憶力や判断力の低下
- 今は何月何日でどこにいるかわからない(見当識障害)
- 目の前にある物を興味本位
- 空腹であるため
以上の理由から口に運んでしまいます。
実際経験した話し
ちなみに私が以前働いた施設でもご利用者がご自身のタンスにある靴下を噛んでいて、離そうとしてもご本人が拒否をされたため、おやつと引き換えに靴下を口から取り出したことがありました。
よく異食するもの
他にも異食しそうなものは、
- 歯磨き粉
- ビニール袋
- ティッシュやトイレットペーパー
- 紙おむつ
- 洗剤、石けん
- 便
などがあります。
NGな対応
では実際、
認知症になったご家族が異食行為をした時のやってはいけないNGな対応ですが、
- 「それは食べ物じゃないよ」
- 「汚いからやめてよ」
- 無理やり吐き出させる
というような対応をすることです。
なぜこの対応がいけないのか
良くないのは相手を忘れた時の対応と同じように、否定的な対応をしてしまうことです。
認知症は脳が萎縮し、症状が進行すると目の前にある物がなにかわからず、とりあえず口に入れてしまったりします。
そこで否定的な対応を取ると相手に過度なストレスを与えてしまい、認知症が進行してしまう可能性があります。
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まぁ、わかるけどいくらなんでも便なんて
口に入れたらだまってられないわよ。
そんな時どうするの?
OKな対応

主な対応方法ですが次の通りになります!
私が働いている介護施設でも、同じ対応をしています。
たしかにご家族が便を口に入れたら冷静ではいられなくなりますが、
まずはお風呂場や洗面所へお連れし、
水やシャワーで取り出すよう心がけてください!
では逆にどのような対応をするとOKなのかと言いますと、
- 「○○を食べませんか?」と、おやつなど違う食べ物を促してみる
- 食事環境を再整備する
などが挙げられます。
なぜこの対応がふさわしいのか
認知症の方は不安な気持ちを紛らわしたい。とか、何もすることがない。などの理由からとりあえず食べて過ごそうとされる方がいらっしゃるからです。
なので口に入れたものを吐き出さなかったら、ご本人が好きだったものを見せると良いでしょう。
また、空腹時は異食行為は出やすい。とも言われているので、食事環境の再整備(1日1,500kcal以上の摂取)なども必要な時があります。
お腹がいっぱいだと異食行為は幾分少なくなります。
あとは上述した異食しやすい物はなるべく視界に入らないようにする配慮も必要です。
目の前に口に入るものがなければ異食行為にはつながらないため、普段は開けないタンスやクローゼットにしまうのもアリです。
また以前解説したような、散歩や違うルーティンを促し、食事への関心から少しでも離れるような対応を心がけてください。
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認知症の対応も大事ですが
認知症は病気のひとつです。
例えその場で納得されても認知症の方はそれでも忘れてしまうので、こちらにとっては毎回同じ対応をすることになりますよね。
毎回同じ説明や同じ対応をするのは正直ストレスがたまるかもしれませんが、認知症になったご本人も混乱しています。
大事なのは相手にストレスや負担を最小限にすることです。
異食行為はご本人の健康面にも影響が出やすいため注意が必要ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。

認知症の方の対応で疲れた方はあまりためこまず、
ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないでくださいね
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まとめ
ココがポイント
- 認知症の症状が進むとなんでも口に入れてしまうことがある(異食行為)
- 食べ物ではない物を口に入れた際、「汚いからやめてよ」など否定的な対応は控える
- 「○○を食べませんか?」と、おやつなど違う食べ物を促してみる
- 食事環境を再整備する
- 異食しやすい物を片付けたりしてなるべくご本人の視界に入らないようにする
- 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください
となります。
介護はやはりストレスがたまりますよね。
私は介護の仕事を10数年していますが今でも精神的に疲れる時がたくさんあります。
なので自分を犠牲にしないで無理せず対応してくださいね。

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