【認知症の対応】何もしようとしない時

フクシ

✅介護歴15年以上の現役生活相談員
✅資格はケアマネジャーと介護福祉士を所持
✅累計1,000組以上の介護でお困りのご家族からのご相談を受けています
✅地域の方に向けた介護についての講演会をした経験があります

 

ご家族

父さん今日イスから全然動かないわねぇ。

最近全然動かないじゃない。

どうしたのかしらね…

 

フクシ

こんにちは。

フクシ(@ryusukefukushi)です。

今回は認知症になった方の症状の事例と、

その対応方法をまとめてましたのでご覧ください。

実際行った私の経験談もあります

 

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事例「意欲④ 何もしようとしない時」

 

認知症の症状が進行すると、何もしようとしない時があります。

 

何もしようとしない原因

 

では、何もしようとしない原因ですが、

 

 

  • 脳の神経細胞の減少により、意欲が低下する
  • 体調が悪い

 

 

などが挙げられます。

 

意欲が低下している可能性

 

まずは以前、身だしなみを気にしない時でお話しした加齢や認知症の症状の進行によって脳の神経細胞が減少し、

 

  • 他者と話しをしよう
  • 外に買い物に行こう

 

など、何かしようとする意欲が低下している可能性があります。

 

脳の神経細胞の減少の詳細についてはコチラ
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脳の神経細胞が減少すると、人と話しをしたり外に出たりと以前は簡単にできていたことが、多くのエネルギーを使わないとできなくなっていきます。

 

そうなると心身共に疲れてしまって段々と面倒になっていってそこから、

 

  • 着替える
  • 歯を磨く
  • 風呂に入る

 

など当たり前にやっていたこともやらなくなっていきます。

 

体調が悪いことも

 

他にはケガや病気などで体調が悪い可能性もあります。

 

私たちも体調が悪いと動くのが嫌になりますよね?

 

それと同じでご本人も動くのが嫌で何もしようとしない可能性があります。

 

実際経験した話し

 

ちなみに私が働いている施設でもご利用者が何もしようとせず、放っておいたら一日同じ場所から動かないのではないか。

 

と思う方もいらっしゃいます。

 

その度に後述するOKな対応をしています。

 

NGな対応

 

では実際、認知症になったご家族が何もしようとしない時にやってはいけないNGな対応ですが、

 

 

  • 「動きなさいよ」、「何かしなよ」と否定的な対応をする
  • 無理矢理何かさせようとする
  • 何もさせず放っておく

 

 

というような対応をすることです。

 

なぜこの対応がいけないのか

 

原因でも挙げたようにさまざまな理由で何もしようとしなくなりますが、良くないのは相手を忘れた時の対応と同じように、否定的な対応をしてしまうことです。

 

認知症は脳が萎縮し、症状が進行しても自尊心や感情は残っています。

 

そこで否定的な対応をすると相手に過度なストレスを与えてしまって、認知症が進行してしまう可能性があります。

 

相手を忘れた時の対応についてはコチラ
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無理矢理も良くない

 

また、「何もしないから」、「動いて欲しいから」という理由で無理矢理何かさせる行為もNGです。

 

無理矢理何かさせようと立たせたり歩かせたりすると、

「いきなり引っ張られた」

「なにか嫌なことをされた」

という感情しか残らず、嫌な目にあったというストレスから認知症の症状が進行する可能性があるからです。

 

放っておくのもNG

 

その他にも、「動かないから」と放っておくのもNGです。

 

原因でも述べたような理由で何もしようとしないので、そこで放っておくと脳神経細胞がさらに減少したり、ケガや病気が治らず認知症が加速的に進行して寝たきりになる可能性が高くなります。

 

ご家族

でも何とかして動いて欲しいのよねぇ…

何か方法あるの?

 

OKな対応

 

フクシ

主な対応方法ですが次の通りになります。

脳に良い刺激を与えられるよう対応してみてください

 

では逆にどのような対応をするとOKなのかと言いますと、

 

 

  • 身体をチェックし、アザや腫れがないか確認する
  • 規則正しい生活環境を整える
  • 外出して家以外の空気を感じてもらう
  • やりがいを探す
  • ご本人が好きな音楽やテレビを流す

 

 

となります。

 

なぜこの対応がふさわしいのか

 

まずは身体をチェックしてアザや腫れがないか確認してみてください。

 

あれば通院して適切な治療を受けると改善する可能性があります。

 

規則正しい生活環境を整える

 

また、脳の神経細胞が減少することによって意欲が低下すると、

 

  • ご飯を食べる
  • 歯を磨く
  • 服に着替える
  • 爪を切る
  • お風呂に入る
  • パジャマに着替える

 

など、生きていく上で最低限やらなくてはいけないことをやろうとする意欲がなくなっていくため、これらのことを自分からやらなくなっていきます。

 

ご本人がこれからも健康に元気に生活できるよう、生活環境を整えるためのお手伝いをしてあげてください。

 

外出して外の空気に触れる

 

他には規則正しい生活をしつつ、たまには一緒に外出をして外の空気を感じてもらうのも良いですよ。

 

やはり家にずっと引きこもってしまい、会話もないと脳に刺激がなくなり、認知症の進行が進んでしまいます。

 

近所の公園やスーパーでも全然構いませんので、ご本人が疲れすぎない程度に外の空気に触れて、脳に良い刺激を与えてあげてください。

 

やりがいを探す

 

また、可能であれば新たにやりがいを見つけるのも良いです。

 

ご本人やご家族が無理しない程度で散歩や掃除などを一緒にして楽しめるようお手伝いしてみてください。

 

好きな音楽やテレビを流す

 

他にもご本人が好きな音楽やテレビがあればそれを流してみるのも良いです。

 

ご本人が好きなものを耳や目など、五感で伝えればご本人にとってとても良い刺激になります。

 

ぜひ試してみてください。

 

認知症の対応も大事ですが

 

認知症は病気のひとつです。

 

毎回同じ対応をするのは正直ストレスがたまるかもしれませんが、認知症になったご本人も混乱しています。

 

大事なのはご本人のストレスや負担を最小限にすることです。

 

ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。

 

フクシ

認知症の方の対応で疲れた方はあまりためこまず、

ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないでくださいね

 

まとめ

 

 

  • 認知症の症状の進行にともない何もしようとしなくなることがある
  • 否定的な対応や無理矢理動かすことは控える
  • 身体チェックをしてアザヤ腫れがない確認する
  • 規則正しい生活環境を整える
  • 外出して外の空気を感じてもらう
  • やりがいを探す
  • ご本人の好きな音楽やテレビを流す
  • 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください

 

 

となります。

 

介護はやはりストレスがたまりますよね。

 

私は介護の仕事を10数年していますが今でも精神的に疲れる時がたくさんあります。

 

なので自分を犠牲にしないで無理せず対応してくださいね。

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