【累計1,000人以上の高齢者から学んだ認知症の対応】車イスに乗るのを嫌がる時

フクシ

✅介護歴15年以上の現役生活相談員
✅資格はケアマネジャーと介護福祉士を所持
✅累計1,000組以上の介護でお困りのご家族からのご相談を受けています
✅地域の方に向けた介護についての講演会をした経験があります

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ご家族

父さんベッドのシーツ変えるからベッドから車イスに乗るわよ〜。

…ってなんで嫌なの?

シーツ変えられないじゃない…

 

フクシ

こんにちは。

フクシ(@ryusukefukushi)です。

今回は認知症になった方の症状の事例と、

その対応方法をまとめてましたのでご覧ください。

実際行った私の経験談もあります

 

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事例「拒否⑤ 車イスに乗るのを嫌がる時」

 

個人差がありますが人は加齢とともに身体機能が少しずつ低下していきます。

 

そのため杖や車イスは必要になってきますが、認知症によって車イスに乗るのを嫌がる時があります。

 

車イスに乗るのを嫌がる原因

 

原因としては、

 

 

  • 加齢に伴い変化を嫌がる
    →同じ状態が安心する。そのためここから動きたくない。
  • 認知症の症状の進行によって歩行が難しいことが理解できず、年寄り扱いされた。などと感じる
  • 自分で思い通りにできないことによる不安
  • 体調が悪い
    →動くのがとても億劫
  • 車イスに移動するお手伝いをする相手が異性なので恥ずかしい

 

 

などが挙げられます。

 

変化に抵抗がある

 

以前、着替えを嫌がる時でもお話ししましたが、私たちは加齢とともに変化することに対して抵抗感を持つようになります。

 

住む家や行きつけのスーパー、掃除の順番などそれまでやってきたことがパターン化すると、ずっとそのパターンで過ごしたくなります。

 

なぜならその方が安心するからです。

 

それが認知症になると身体機能の低下も手伝って変化に対して極度に嫌がるようになってしまい、引っ越しや違うスーパーに行く、違う方法で掃除する。などに拒否反応を示すようになってしまいには、

「ここから動きたくない」

という理由で車イスに乗ることも嫌がることが多くなります。

 

着替えを嫌がる時の対応についてはコチラ
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認知症によって嫌がることもある

 

また、介護ケアを嫌がる時でお話ししたように、認知症の症状が進行すると「見当識障害」という、今何時で自分がどこで何をしているかわからなくなる状態になることがあります。

 

そこで実際歩行が難しい方に車イスをすすめても、

「え?おれ(私)歩けるのになんで車イスに乗んなきゃいけないの?

そこまで年寄り扱いしなくてもいいのに」

と思ってしまい、拒否してしまうことがあるんです。

 

介護ケアを嫌がる時の対応についてはコチラ
【累計1,000人以上の高齢者から学んだ認知症の対応】介護ケアを嫌がる時

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その他にも

 

他にも自分の身体が思い通りにいかなくなり、

「移動してケガをしたらどうしよう…」

という不安によって拒否したり、体調があまり良くなくて動くのが億劫で拒否することもあります。

 

または相手が異性で恥ずかしい場合もありますよ。

 

ちなみに私が働いている施設でも、ご利用者に車イスの利用を勧めて拒否されることが何度かあります。

 

NGな対応

 

では実際、

認知症になったご家族が車イスに乗るのを嫌がった時のやってはいけないNGな対応ですが、

 

 

  • 「わがまま言わないの」
  • 無理矢理車イスに乗せる

 

 

というような対応をすることです。

 

なぜこの対応がいけないのか

 

原因でも挙げたようにさまざまな理由で車イスに乗るのを嫌がりますが、

 

良くないのは否定的な対応や強制して行うことです。

 

認知症は脳が萎縮し、症状が進行しても自尊心や感情は残っていたりします。

 

そこで否定的な対応や強制すると相手に過度なストレスを与えてしまい、認知症が進行してしまう可能性があります。

 

ご家族

本当は無理矢理にでも乗って欲しい時があるけどねぇ…

何か方法ないの?

 

OKな対応

 

フクシ

主な対応方法ですが次の通りになります。

私が働いている介護施設でも、同じ対応をしています!

これで比較的乗ってくれやすくなりますよ

 

では逆にどのような対応をするとOKなのかと言いますと、

 

 

  • 時間を空けて再度お声掛けする
    →その場で何度も誘うのは逆効果になることが多い
  • 違う方がお声掛けする
    →同性の方や違う親族で対応する
  • 白衣を着てお声掛けしてみる
  • 転ばないよう気をつけてながら一旦歩いていただき、「歩くのが難しい」と感じていただいたところで車イスに乗るのを勧める

 

 

となります。

 

なぜこの対応がふさわしいのか

 

やはりしつこいと誰でも拒否反応が出てしまいますので、一旦時間を空けて再度お声掛けすると良いでしょう。

 

時間は個人差がありますが、私の今までの経験だと10分〜30分ぐらい空けてました。

 

違う方が対応するのも良い

 

また、同性や違う親族で再度お声掛けも良いです。

 

例えばお風呂やトイレなどで女性の服を男性が脱がすのはやはり嫌ですもんね。

 

おすすめは白衣

 

あとやはりおすすめなのは、以前おかわりを何度もする時でも解説しましたが、白衣を着てお声掛けをすることです。

 

我々人間は権威がある人の言葉は信じやすいです。

 

ここで医者に言われると、

「そういうものなのかぁ」

と、納得してくださることがよくあります。

 

是非試してみてください。

 

おかわりを何度もする時の対応についてはコチラ
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歩行が難しいことを自覚してもらう

 

また、転倒には充分気をつけながらご本人に一旦歩いていただき、

「歩くのが難しい」

と感じるタイミングで車イスを勧めるのも効果的です。

 

「自分は歩行が困難である」

という記憶がより鮮明になりますので、いきなり車イスを勧めるよりかは効果があります。

 

認知症の対応も大事ですが

 

認知症は病気のひとつです。

 

毎回同じ対応をするのは正直ストレスがたまるかもしれませんが、認知症になったご本人も混乱しています。

 

大事なのは相手にストレスや負担を最小限にすることです。

 

ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。

 

フクシ

認知症の方の対応で疲れた方はあまりためこまず、

ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないでくださいね

 

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まとめ

ココがポイント

  • 認知症によって、車イスに乗るのを嫌がることがある
  • 「わがまま言わないの」など相手を否定したり無理矢理乗せるのは控える
  • 時間を空けたり、違う方がお声掛けして対応する
  • 白衣を着てお声掛けしてみる
    (ヘルパーや顔見知りでない方が望ましい)
  • 転ばないよう気をつけてながら一旦歩いていただき、「歩くのが難しい」と感じていただいたところで車イスに乗るのを勧める
  • 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください

となります。

 

介護はやはりストレスがたまりますよね。

 

私は介護の仕事を10数年していますが今でも精神的に疲れる時がたくさんあります。

 

なので自分を犠牲にしないで無理せず対応してくださいね。
 

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