【累計1,000人以上の高齢者から学んだ認知症の対応】繰り返し物を壊す時

フクシ

✅介護歴15年以上の現役生活相談員
✅資格はケアマネジャーと介護福祉士を所持
✅累計1,000組以上の介護でお困りのご家族からのご相談を受けています
✅地域の方に向けた介護についての講演会をした経験があります

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ご家族

父さんまた網戸壊してるじゃない!

最近はよく物を壊すよねぇ…

 

フクシ

こんにちは。

フクシ(@ryusukefukushi)です。

今回は認知症になった方の症状の事例と、

その対応方法をまとめてましたのでご覧ください。

実際行った私の経験談もあります

 

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事例「行動② 繰り返し物を壊す時」

 

認知症の症状の進行に伴って、網戸やフェンス、トイレなどを繰り返し破損させる時があります。

(「破損行為」と言います)

 

繰り返し物を壊す原因

 

では、繰り返し物を壊す原因ですが、

 

 

  • 実は修理をしていると思っている
  • ストレスが溜まっている
  • 不安やさみしさを紛らわしたい

 

 

などが挙げられます。

 

実は修理をしていると思っている

 

実は、ご本人は壊そうとしているのではなく修理をしているつもりということもあるようです。

 

認知症の症状が進行すると、記憶障害や視覚、聴覚から得る手がかりの誤解によって例えばスプーンが少し曲がっていると、

「元に戻さなきゃ」

と直そうとすることがあります。

 

ただ、認知症の症状によって元の姿の記憶があいまいなため、スプーンを曲げすぎたりして結果破損させてしまいます。

 

ストレスが溜まっている

 

また、ご本人のストレスによって破損行為で発散させているケースも考えられます。

 

私たちも腹が立つと物に当たったりすることがあると思います。

 

認知症の方も今の生活環境や周りの状況にストレスを感じ、物を壊している可能性があります。

 

不安やさみしさを紛らわしたい

 

他にも、

「家族が近くにいなくて不安」

「近所の友達が亡くなったのでさみしい」

という理由から落ち込んでいくのを紛らわすために物を壊してしまうこともあります。

 

社会問題になることも

 

この破損行為は家の中でされても大変なのですが、外でもすることがあります。

 

外で迷子になってフェンスを壊したりしてその修繕費を払うか払わないかでもめたりするケースもあるので注意が必要です。

 

実際経験した話し

 

ちなみに私が働いている施設でも少し目を離すと自分のメガネを壊したり、トイレの引き戸を外したりする方がいらっしゃいました。

 

少し目を離したスキに破損行為をされるのでとても警戒していました。

 

その度に後述するOKな対応をしています。

 

NGな対応

 

では実際、認知症になって繰り返し物を壊してしまう時にやってはいけないNGな対応ですが、

 

 

  • 「弁償してよ」、「また壊したの」と否定的な対応をする
  • 身体を縛り付ける

 

 

というような対応をすることです。

 

なぜこの対応がいけないのか

 

原因でも挙げたようにさまざまな理由で破損行為をしてしまいますが、良くないのは相手を忘れた時の対応と同じように、否定的な対応をしてしまうことです。

 

認知症は脳が萎縮し、症状が進行しても自尊心や感情は残っています。

 

そこで否定的な対応をすると相手に過度なストレスを与えてしまって、認知症が進行してしまう可能性があります。

 

相手を忘れた時の対応についてはコチラ
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身体を縛り付けるのはもっと良くない

 

また、「物を壊すから」、「歩いて欲しくないから」という理由でご本人が動かないように身体を拘束するのはもっと良くないです。

 

私たちからすると常習的でもご本人からすると急に縛られたと感じてしまい、

「なんでここまでされなきゃいけないんだろう」

と生きる意欲の低下や、認知症の症状の進行が急激に進み、そのまま寝たきりになってしまう可能性があるからです。

 

ご家族

でも外で人の物を

壊されても迷惑だしねぇ…

どうしたらいいんだろう…

 

OKな対応

 

フクシ

主な対応方法ですが次の通りになります。

まずはなぜ壊すのか生活環境を見直して見てください

 

では逆にどのような対応をするとOKなのかと言いますと、

 

 

  • 病院の受診を検討する
  • 生活環境を見直す
  • 目に見えるところに刃物など危険物を置かない
  • やりがいを探す

 

 

となります。

 

なぜこの対応がふさわしいのか

 

ひとまず早く破損行為を止めさせないと!

と不安になった場合は精神科への受診をおすすめします。

 

精神科医に相談して適切な治療をすると平常心に戻り、破損行為が他の対応よりも早くなくなる可能性があります。

 

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とお考えの方はまずは受診を検討してみても良いかもしれません。

 

生活環境を見直す

 

またはストレスや不安から破損行為をしている可能性がありますので、生活環境を見直してみても良いです。

 

  • 朝起きて夜寝る一日の生活リズムが一定か。
  • 一日やることや趣味があるか。
  • 家や近所で人と話しをする機会があるか。

 

などなど振り返ってみてもしそれらが満たされていなければ、それがストレスやさみしさに繋がっているかもしれません。

 

それらが解消すると破損行為がなくなる可能性があります。

 

ハサミや刃物は隠しておく

 

また、ハサミや刃物など危険物になりえる物はなるべく隠しておくのが良いです。

 

なぜならそれらを無意識に持ち出して外出された場合、それだけで周りから警察を呼ばれて大事になってしまう可能性があるからです。

 

フクシ

事故や事件にならないように、

気をつけないといけないですね

 

やりがいを探す

 

あとはご本人がストレスや不安、さみしさを紛らわすために破損行為をしている可能性があるので、話す時間を増やしたりデイサービスや近所のサロンを利用するなど心の拠り所を作り、そこからやりがいに繋げることも良いでしょう。

 

何もすることがなくて修理するつもりで壊してしまうことがありますので、ご家族が無理しない範囲で対応してみてください。

 

認知症の対応も大事ですが

 

認知症は病気のひとつです。

 

毎回同じ対応をするのは正直ストレスがたまるかもしれませんが、認知症になったご本人も混乱しています。

 

大事なのはご本人のストレスや負担を最小限にすることです。

 

ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。

 

フクシ

認知症の方の対応で疲れた方はあまりためこまず、

ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないでくださいね

 

他にも、介護保険の申請から老人ホーム入居まで負担をかけたくない方はコチラもご覧ください。

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まとめ

ココがポイント

  • 認知症の症状の進行に伴い、繰り返し物を壊すことがある(「破損行為」と言います)
  • 否定的な対応や身体拘束は控える
  • ストレスやさみしさがないか生活環境を見直す
  • 事故や事件に発展しないようハサミや刃物は隠しておく
  • やりがいを探す
  • どうしても難しい場合は精神科の受診を検討する
  • 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください

となります。

 

介護はやはりストレスがたまりますよね。

 

私は介護の仕事を10数年していますが今でも精神的に疲れる時がたくさんあります。

 

なので自分を犠牲にしないで無理せず対応してくださいね。

 

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