父さん脳梗塞が起きて、
命は助かったけど麻痺が残っちゃった。
再発しないためにも予防しないといけないわね…
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認知症とは!?認知症についてわかりやすく解説
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脳血管性認知症とは
脳血管性認知症とは、脳の血管が詰まる脳梗塞や脳の血管が切れる脳出血によって起こる認知症です。
脳血管性認知症は認知症全体の約15%を占め、比較的男性の方が多く発症しています。
脳梗塞や脳出血が起きた場所、その後残った障害によって症状が変わることが特徴です。
脳血管性認知症の原因と予防
脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血を起こしたことがあったり、高血圧、糖尿病、心疾患など脳梗塞や脳出血につながる危険因子を持った方がなりやすいと言われています。
ですから脳梗塞、脳出血を起こさないための予防として、
- タバコを止める
- お酒を控える
- 食事は糖分、塩分を控える
- 体力に合わせた適度な運動をする
というような日々の健康につながるよう心がけると、そのまま脳血管性認知症の予防にもつながります。
父さん昔からタバコとお酒の量が多かったもんね…
減らさないと再発しかねないわ…
完全になくしてしまうとそれはそれでストレスが溜まってしまいますもんね。
無理しない程度に少しずつ減らしてみてください!
脳血管性認知症の症状
脳血管性認知症では、アルツハイマー型認知症の症状と同じく、
- 記憶障害
→配偶者や子供の名前を忘れたり、「昔、○○に旅行に行ったね」と言っても思い出せない。 - 失見当識
→自分におかれている場所、日時、人がわからない状態。 - 実行機能障害
→料理や掃除の段取りが悪くなったり、優先順位がつけられなくなったり、間違いを修正できなくなったりします。 - 言語障害
→言葉が理解できない、話す時に上手く発音ができなくなったりします。
などがあります。
脳血管障害による神経症状
また、脳血管障害による神経症状として、
- 運動麻痺
→脳梗塞、脳出血により右半身、左半身のいずれかが動かせなくなります。「半身麻痺」とも言います。 - 歩行障害
→普段歩く時は脳が命令を出し、それを神経が筋肉に伝えるのですが、それが上手くいかず歩けない、歩きにくくなる状態。 - 感覚麻痺
→麻痺によってしびれてしまい、手足で暑い、寒い、痛いという感覚がわからない状態。 - 構音障害
→相手の言葉を理解し、伝えたい言葉がはっきりしているのですが、音を作る器官やその動きに問題があって発音がうまくできない状態。 - 嚥下障害
→うまく食べられない、飲み込めない状態。
などが見られます。
ではこれらの症状が全て出るのかと言いますと前述したとおり、脳梗塞や脳出血が起きた場所や、その後残った障害によって変わります。
また、脳で障害が起きる場所と起きない場所があるため、記憶障害はあっても失見当識にはなっていなかったり、実行機能障害があっても記憶はしっかりしていたりするため、「まだら認知症」とも言われています。
脳血管性認知症の治療方法
では実際に脳血管性認知症になった場合の治療方法になりますが、脳細胞は一度死んでしまうと再生しないため、アルツハイマー型認知症と同じく根本的な治療方法はありません。
また、脳梗塞や脳出血が再発すると認知症が進行してしまうため、そうならないように前述した予防と血液をサラサラにする薬などで再発を防ぎやすくすることができます。
実際経験した話し
ちなみに私が以前働いた施設でも脳梗塞になったご利用者がいらっしゃいました。
その方は左手、左足に麻痺がありましたが、歩いたり手を動かしたりとリハビリをものすごく努力されて完治はしませんでしたが、「すこし痺れる程度(ご本人談)」まで回復されたことがありました。
麻痺にも個人差はあり無茶なリハビリはよくありませんが、がんばってリハビリされている姿にとても感動し、歩行が車いすから杖になった時は人前ながらめちゃくちゃ泣いてしまいました。
認知症の対応も大事ですが
認知症は病気のひとつです。
認知症になってしまうと根本的な回復は非常に難しいため、ご本人もご家族もこの先ずっと付き合っていかなくてはいけません。
ご家族は正直ストレスがたまるかもしれませんが、認知症になったご本人も混乱しています。
大事なのはご本人のストレスや負担を最小限にすることです。
ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。
認知症の方の対応で疲れた方はあまりためこまず、
ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないで欲しいです
また、介護保険の申請から老人ホーム入居まで負担をかけたくない方はコチラもご覧ください。
まとめ
ココがポイント
- 「脳血管性認知症」は、脳梗塞や脳出血で起こる認知症で「まだら認知症」とも呼ばれている
- 症状は脳梗塞や脳出血を起こした場所やその後残った障害によって変わる
- 日々の健康につながることを心がけると、予防にもつながる
- 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください
となります。
日々の健康管理が認知症予防になりますので、気をつけないといけません。
また、ご家族がなった際は何ができて何ができなくなっているのかわかりづらい病気ではありますが、ご自身のストレスがたまらないよう心がけてください。
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