【認知症の対応】やり方を忘れた時

フクシ

✅介護歴15年以上の現役生活相談員
✅資格はケアマネジャーと介護福祉士を所持
✅累計1,000組以上の介護でお困りのご家族からのご相談を受けています
✅地域の方に向けた介護についての講演会をした経験があります

 

ご家族

父さんに歯磨きしてって言っても全然してくれない…

今までちゃんとやってたのに、なんでやってくれないの?

 

フクシ

こんにちは。

フクシ(@ryusukefukushi)です。

今回は認知症になった方の症状の事例と、

その対応方法をまとめてましたのでご覧ください。

実際行った私の経験談もあります

 

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事例「物忘れ② やり方を忘れた時」

 

私たちは日頃から無意識のうちにやっているルーティンが存在します。

 

  • ご飯を食べる。
  • 歯磨きをする。
  • 服を着替える。
  • トイレに行く。
  • 学校、職場に行く。
  • 買い物に行く。
  • お風呂に入る。

 

それらのルーティンは生きていく上で大事ですし皆様は無意識でも当たり前のようにできますよね。

 

また、病気や事故などイレギュラーなことが起こらない限り欠かさず自分ひとりでやれるものです。

 

しかし、認知症を発症するとそれらを少しずつ忘れてしまうんです。

 

  • お箸の持ち方を忘れる。
  • 歯磨きの仕方を忘れる。
  • 服の着替え方を忘れる。
  • トイレの場所を忘れる。
  • 職場の場所を忘れる。
  • 買い物の仕方を忘れる。
  • お風呂で身体の洗い方を忘れる。

 

今まで当たり前のようにやってきたルーティンですら、認知症になると忘れていってしまいます。

 

ルーティンを忘れてしまう原因

 

こちらの症状は以前解説した「アルツハイマー型認知症」の方に多く見られます。

 

この病気は脳にアミロイドβやタウタンパクというタンパク質が蓄積して神経細胞が死んでしまい、脳が海馬から全体にかけて少しずつ萎縮していく症状があるとお話ししました。

 

その影響によって今までできていたことを忘れてしまい、できなくなる原因になります。

 

アルツハイマー型認知症についてはコチラ
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実際経験した話し

 

私が以前介護をしていた女性のご利用者は、株の資産を持っていました。

 

私は株を持ったことがないので興味を持ち、ご利用者に株の話しをすると、

 

「私かぶを使った料理なんてしたことないわよ」

 

と、「株」というものの認識を全く持っていませんでした。

 

NGな対応

 

では実際、

ご家族がご飯を食べようとして箸の持ち方を忘れたり、トイレの場所がわからず失禁されてしまった場合のやってはいけないNGな対応ですが、

 

 

  • 「また忘れたの?」
    ※トイレの場所がわからず失禁された場合は「またもらしたの?」
  • 「なんでそんなこともできないの?」

 

 

というように物忘れをした方に対して否定的な対応を取ることです。

 

なぜこの対応がいけないのか

 

認知症になると脳が海馬から少しずつ全体にかけて萎縮してしまうため、覚えたことや覚えていたことを忘れてしまいます。

 

良くないのは相手を忘れた時の対応と同じように、否定的な対応をしてしまうことです。

 

そこで否定的な対応を取ると相手に過度なストレスを与えてしまい、認知症が進行してしまう可能性があるからです。

 

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ご家族

普通に言っちゃいそうだから気をつけないといけないわね…

じゃあ、なんて言えばいいの?

 

OKな対応

 

フクシ

主な対応方法ですが次の通りになります!

私が働いている介護施設でも、同じ対応をしています

 

では逆にどのような対応をするとOKなのかと言いますと、

 

 

  • 「大丈夫だよ。こうしましょうね」
    ※食事の際のお箸の持ち方を忘れた場合は「お箸はこうやって持つならやってみてくださいね」など
  • 「これはこうするんですよ」
    ※トイレの場所がわからず失禁された場合は「トイレはここだから次はここでしましょうね」など

 

 

など初めて忘れたかのように、初めて覚えることのように対応すると相手も悪い気がしません。

 

なぜこの対応がふさわしいのか

 

原因でも述べましたが、認知症の症状が進行すると今まで当たり前にできていたことを忘れてしまい、その都度初めて知る状態になってしまいます。

 

そこで否定的な対応をすると相手も傷ついてしまうので、こちらが初めて教えるようなアクションを取ることが大事だからです。

 

ご家族

じゃあとりあえずやってみよっかなぁ。

けど、これその度にやるのかぁ…

 

認知症の対応も大事ですが

 

認知症は病気のひとつです。

 

認知症の方はそれでも忘れてしまうのでこちらにとっては毎回同じ対応をすることになります。

 

毎回同じ説明や同じ対応をするのは正直ストレスがたまるかもしれませんが、認知症になったご本人も混乱しています。

 

大事なのは相手にストレスや負担を最小限にすることです。

 

ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。

 

フクシ

認知症の方の対応で疲れた方はあまりためこまず、

ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないでくださいね

 

まとめ

 

 

  • 認知症を発症すると今まで当たり前のようにできていたルーティンも忘れてしまうことがある
  • やり方を忘れてしまっても、「また忘れたの?」など否定的な対応は控える
  • 「これはこうするんですよ」と、初めて覚えるような対応を心がける
  • 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください

 

 

となります。

 

介護はやはりストレスがたまりますよね。

 

私は介護の仕事を10数年していますが今でも精神的に疲れる時がたくさんあります。

 

なので自分を犠牲にしないで無理せず対応してくださいね。

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