【ブログ】祖母が認知症発症。病院で検査を受けて発覚

フクシ

✅介護歴15年以上の現役生活相談員
✅資格はケアマネジャーと介護福祉士を所持
✅累計1,000組以上の介護でお困りのご家族からのご相談を受けています
✅地域の方に向けた介護についての講演会をした経験があります

フクシ

こんにちは。

フクシ(@ryusukefukushi)です。

今回は妻の祖母(現在も生きています)になりますが、私が経験した家族の介護の実体験談をお話しさせていただければと思います

 

私は介護業界で働くことになって15年以上経ちます。

 

その間に介護福祉士やケアマネジャーの資格を取るなど知識を学んだり、

 

認知症の方のおむつ交換やお着替えのお手伝いなどの技術を学んだりし、

 

今後どこへ行っても介護で困るのことはないと自負していたのですが、

 

身内の介護はとてもとても難しいと実感しました。

 

仕事とプライベートの介護は全く違うと痛感しましたね。

 

今回はプライベートでの介護体験をお話しします。

 

家族の介護で悩まれている方は参考にしてくださいね。

 

また、介護保険の申請から老人ホーム入居まで負担をかけたくない方はコチラもご覧ください。

 

認知症の発症

 

当時の妻の祖母は大正初期生まれで90歳を越えていました。

 

2019年1月。結婚して最初の年越しを終えた私たちは妻の家族のルーティンである東京に住んでいる祖母の家へ。祖父はもう数年前に亡くなられたようで今は祖母は息子2人と3人で暮らしていました。

 

「おばあちゃんのお雑煮が美味しいんだよ」

妻にそう言われ、餅が好きな私はすごく楽しみにしていました。

 

12時前に親族全員が揃い正月料理を食べることに。

 

いよいよお雑煮が

 

息子であるおじさんの料理がとにかく美味しく、次はいよいよおばあちゃんのお雑煮が。

 

「いっぱいあるからたくさん食べてね」

おばあちゃんの優しい声がしました。そこで一口食べてみると、

「ん?」

「ん?」

なんだか様子がおかしい。

 

正直に言うと…不味い

 

「(なんやこれ。しょっぱ過ぎて全然美味しくない!これが美味しいってどうなってんの??)」

 

私はお雑煮の味の異常に違和感を覚え周りを見渡すと、周りもなんだかおかしい様子。妻も隣で「えっ?」と驚いています。

 

「(やっぱり不味いと思ったの自分だけじゃないんや。どうしたんやろ?)」

 

周りが不穏な空気に包まれながらも、おばあちゃんは平然とそのお雑煮を食べ続けています。

 

「おばあちゃん大丈夫?」

と義理の母親が言うと、

「何が?美味しいじゃない。ほらあんた達も食べなさい!」

と、急に怒鳴りだす始末。

 

「(何がおかしい…)」

 

不安な帰り道

 

周りにいる皆が不安に思いしばらくしてその日はお開きに。私が帰りの車を運転していると、

 

「ねぇ。さっきのおばあちゃん、様子がおかしかったよね。普段は怒鳴ったり絶対しないのに。お雑煮もしょっぱくておいしくなかったし」

 

同乗していた妻とその両親が口々に今日の違和感を話していました。

 

私は聞くともなしに聞いていましたが、まさかそれが認知症の始まりだとは現役介護士ながら気付けませんでした。

 

症状の進行。病院へ

 

「仕事の介護と家の介護は全然違う」

 

それが実際に私が経験した感想です。

 

そこからおばあちゃんはイライラ、不安、不眠、記憶障害と、認知症の周辺症状と中核症状が出始めました。

 

増える様子見と不安

 

足が良くないため徘徊はありませんでしたが、息子であるおじさん2人ではとても対応が難しいようで、娘である妻の母親と私達がちょくちょく様子を見に行くように。

 

それでも義母の名前を忘れたりおじさんに怒りをぶつけたりトイレに自分で行ける!と言ったものの失禁したりと大人と家族がたくさんいても手に負えない始末に。

 

ようやく病院へ

 

「早く病院に連れて行きましょう」

 

何度か私がそう提案し、ようやくかかりつけ医へ受診することに。結果は「アルツハイマー型認知症」でした。

 

ショックを隠せない家族一同は、

「なんとか治らないの?薬とかあるんでしょう?」

とかかりつけ医に詰め寄りますが、

「薬はありますが、それで治ることはありません。できても認知症の進行を緩やかにできる程度です」

 

急に始まった介護生活

 

介護を経験している私にとってはわかりきったことでしたが、認知症が治らないことを断言された家族はショックを隠しきれませんでした。

 

「90(歳)過ぎてたからいつかは介護しなきゃいけないと思ったけど、ついにこうなったかぁ。これからどうしたらいいの?」

 

親族全員に聞かれた私もこれまで認知症になる前のおばあちゃんに4〜5回ほど会っていて、会うととても優しく気も使ってくれてそんなおばあちゃんの家族になれて本当に嬉しかったのですが、

 

こうやってアルツハイマー型の認知症になって親族に介護が必要になり、認知症以前と以後のギャップがあり過ぎて思わず現実から逃避したくなったりもしましたが、

 

今こそ家族のために

 

「介護のプロがここで逃げたらあかん!みんなが絶対後悔しない介護をやろう!」

と心に強く誓いました。

 

次回に続く。

 

次回はコチラ
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