私は介護業界で働くことになって15年以上経ちます。
その間に介護福祉士やケアマネジャーの資格を取るなど知識を学んだり、
認知症の方のおむつ交換やお着替えのお手伝いなどの技術を学んだりし、
今後どこへ行っても介護で困るのことはないと自負していたのですが、
身内の介護はとてもとても難しいと実感しました。
仕事とプライベートの介護は全く違うと痛感しましたね。
今回はプライベートでの介護体験をお話しします。
家族の介護で悩まれている方は参考にしてくださいね。
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ケアマネジャーと契約
おばあちゃんの住んでいる家の近所に「居宅介護支援事業所」という、ケアマネジャーがいて介護が必要な方に介護のプランを考えてくれる事業所がありました。
実は前回の認定調査の後に、
「事業所がある地域にこういう高齢者がいますよ」
という情報を共有しておきたかったので行きました。
居宅介護支援事業所へ連絡
そこで認定調査に至るまでのお話しと認知症の症状などをお話しし、
「では早速見に行きますね」
と快く返事をいただいたのでここからその事業所のケアマネジャーの田原(仮名)さんがおばあちゃんを見てくれました。
今後の介護の方向性
田原(仮名)さんは介護をするおじさん2人と義母と私の4人に今後の介護の方向性などを話しました。
とりあえずおばあちゃんは90歳を越えているため、
- 身体面に関して無理してリハビリしてまでの大きな回復は望まない。
- 外から出たがらないため、自宅を中心におばあちゃん身の回りをみてもらいたい。
- 週に2回はお風呂に入れて清潔を保ちたい。
ということでまとまりました。
田原(仮名)さんはおばあちゃんの状態や家族の希望を考慮しその日は帰りました。
ご本人とご家族の間
おじさんや義母の疲れた状態を見ると、デイサービスやショートステイを入れて介護から離れた環境にしたかったが、今まで足が悪かったため家から出なかった90代のおばあちゃんに、いきなり外にたくさん出てもらうのも気が引けました。
ケアプラン決まる
2019年3月15日からおばあちゃんは介護サービスを利用することになりました。
内容は、とりあえず訪問介護を週に5回利用。そのうち週に2回が入浴介助。自立支援として掃除が2回、あと1回は買い物同行でした。(2割負担なので、月の利用料はだいたい2万円ぐらい)
どれも1時間〜1時間半と短時間なので家族の介護負担は完全に解消とはなりませんが、おばあちゃんの入浴はもうお任せで大丈夫だし、身の回りの掃除、洗濯もしなくて良いのでけっこう気が楽になりました。
住宅改修も利用
あとは家で不自由なく過ごせるよう、「住宅改修」というサービスで手すりや、昔ながらの玄関で段差がとてつもないため、スロープを借りました。(こちらは合計7万円ぐらい)
利用する日に直前で「サービス担当者会議」という、ご本人、ご家族、ケアマネジャー、介護サービス事業者(今回のケアプランだと訪問介護と住宅改修)が集まり、おばあちゃんや家族の介護の希望や、方向性をお話しし、訪問介護のヘルパーさんに周知してそれに向けて対応してもらう会議をしました。
訪問介護では有名な事業所で、とても頼りになりましたよ
この頃の私の生活
この頃私は職場に相談して毎週木曜日お休みをもらいその日は1日妻と子供も3人でおばあちゃんの家へ、あとの休みはバラバラですが、その日もほとんどおばあちゃんの家へ行くことになりました。
おばあちゃんは認知症なので私をたまに忘れたり、訪問介護が終わったあとトイレを手伝おうとすると、
「ヘルパーさんに見てもらうからあんたは来なくていい」
と、ヘルパーさん帰った後なのにいつ見てもらうねん。という心のツッコミがありながらもなるべく一緒に住んでいるおじさんやいつも来ている義母に負担がかからないように精一杯対応。
ヘトヘトになる
というわけてかなりヘトヘトです💧(笑)。家事は妻がやってくれましたが、子供も生後数ヶ月と目が離せないため休日の方が疲れました。
「フクシくんが旦那で本当によかったわぁ」
と、おばあちゃんとそのご家族によく言ってもらい、なんだかんだで認めてもらい、改めて結婚してこの家族と一緒になれてよかったとつくづく思いました。
少しずつ安定
おばあちゃんも介護サービスを利用する生活にも慣れてきて、ケアマネジャーの田原(仮名)さんもヘルパーさんもとても良い方ばかりなので、少しずつ家族が安定していく様子が嬉しかったです。
こんな状態がしばらく続くと嬉しいなぁと思ったのも束の間…。
おじさん(長男)の入院
2019年7月。おばあちゃんと一緒に住んでいるおじさん(長男)が腰痛で倒れてしまいました。おじさん2人でおばあちゃんを見てくれていましたが、おばあちゃんが90代でおじさん(長男)は70代。
よくよく考えたら無理もありません。
訪問介護の限界
もう1人のおじさん(次男)も60代後半であるため、もはや訪問介護だけでは限界だということを痛感しました。
次回に続く。
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