家族の介護

精神安定剤の是非

福士

現役介護士兼介護ブロガーです。 資格は介護福祉士とケアマネジャーを持っています。 将来の家族の介護に備えるための情報を発信しています。

ごあいさつ

 

こんにちは。

 

福士(@ryusukefukushi)です。

 

前回は「お金の使い方」について解説しました。

 

今回は「精神安定剤の有無」について解説したいと思います。

 

これも家族間で決めておき、介護サービス事業所との間で話し合っておくと介護サービスをスムーズに利用できます。

 

前回はコチラ
お金の使い方

Contents1 ごあいさつ2 お金について家族に何を聞くべき?3 たとえ貯金があっても払えない可能性4 口座凍結の対処法は?5 まとめ ごあいさつ   こんにちは。   福士( ...

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なぜ精神安定剤!?

 

「介護施設」、「お金」ときてここでなぜ精神安定剤の話しになるかと言いますと、

 

認知症や身体機能の低下により介護サービスを利用する前の「元気だった頃の親」と「今の親」は、人格が180度変わってしまう方が実はよくいらっしゃるんです。

 

例えばとても優しかった方が、認知症をきっかけに急に暴言暴力をふるうようになったり、急に怒り出すようになったり、すごい寂しがり屋になったりされます。

 

介護施設で働いていた時ご家族から、

「以前はとても優しいお父さんです」

と聞いていざ施設に入居したら殴る蹴る唾を吐くのオンパレードで、

「優しいってほんとか?話しと全然違う!!」

となってしまう話しは一度や二度ではありませんでした。

 

ですがそれは認知症という病気がそうさせるのであって暴れてしまうご本人が決して悪いわけではありません。

 

介護職員もそれは重々理解しています。

 

暴れるご利用者の対応は難しい

 

普段から食事、入浴、着替えに歯磨きなどさまざまなお手伝いをたくさんのご利用者にする介護職員は暴れるご利用者お一人に時間を割くことがかなり難しいです。

 

また、他のご利用者も暴れる様子を見て恐怖を覚え認知症状が進行してしまう恐れがあるため、

 

「他のご利用者にご迷惑がかかりますので」

 

という理由でご利用を拒否する介護サービスもあります。

 

そのためケアマネジャーや施設の生活相談員から「精神安定剤」の服用を勧められるケースがあります。

 

精神安定剤の是非

 

精神安定剤の服用は賛否両論あります。

 

賛成している方は、

 

・穏やかになる

・夜よく眠れるようになる

 

などが聞かれます。

 

一方反対している方は、

 

・認知症が進行しそう

・身体機能の低下しそう

・無気力になりそう

 

などが聞かれます。

 

たしかに認知症は目に見えない病気なので、薬の種類や量の調節がとても難しいです。

 

例えば目に見えた状態だと切り傷は絆創膏、捻挫は湿布。

 

と言ったように処置がしやすいんですが、認知症だとそれが心の切り傷か、捻挫が一見わかりません。

 

なので薬は少しずつ慎重に服用します。

 

種類や量を間違えると一時的に認知症が進行したり、身体機能の低下や無気力になるからです。

 

切り傷なのに湿布を貼ると逆に周りの皮膚がかぶれたりして余計にひどくなるのと同じです。

 

結局「あり」なのか「なし」なのか

 

それでは結局のところ精神安定剤はありなのかなしなのかと言いますと私は、

 

「2つの介護サービス事業所が、『このままでの利用は難しい』と判断された場合は検討する」

 

です。

 

利用を渋る事業所がひとつだけなら、

「そこの事業所とは相性が悪かった」

で済むのですが、ふたつあると他の事業所でも利用を渋られる可能性が高いです。

 

もしご家族であるあなたに介護疲れがあって、

「介護サービスを利用しないと親の介護は難しい」

という状況であれば精神安定剤の服用を検討した方が良いでしょう。

 

その際は担当のケアマネジャーに相談してください。

 

できれば事前に、

「もし認知症で他人に暴力をふるうようになったら、精神安定剤を服用する」

と家族間で決めておくとスムーズに介護ができます。

 

まとめ

 

 

・認知症や身体機能の低下により、以前と違い人格が変わることがある

 

・介護サービスを利用中に暴力が見られると、他のご利用者を優先して介護サービスの提供を渋る事業所もある

 

・ふたつの事業所から介護サービスの利用を渋られた場合、精神安定剤の服用を検討した方がいい

 

 

となります。

 

やはり親に今まで育ててもらった恩もあり精神安定剤の服用に抵抗感がある方もいらっしゃると思いますが、それで介護サービスの利用が限られてその結果、あなたに負担がかかるのは私は得策とは思いません。

 

介護は親も子供も互いの負担を最小限にすることが大切だと思います。

 

無理しないでくださいね。

 

ではまた。

 

まとめはコチラ
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