【認知症の対応】鏡や人形に話しかける時

フクシ

✅介護歴15年以上の現役生活相談員
✅資格はケアマネジャーと介護福祉士を所持
✅累計1,000組以上の介護でお困りのご家族からのご相談を受けています
✅地域の方に向けた介護についての講演会をした経験があります

 

ご家族

父さん楽しそうね〜。

誰に話しかけてるの?

…ってそれ鏡に映った父さんよ??

一体どうしちゃったのよ…

 

フクシ

こんにちは。

フクシ(@ryusukefukushi)です。

今回は認知症になった方の症状の事例と、

その対応方法をまとめてましたのでご覧ください。

実際行った私の経験談もあります

 

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事例「幻覚・妄想④ 鏡や人形に話しかける時」

 

認知症の症状が進行すると、鏡や人形に話しかけることがあります。

 

鏡や人形に話しかける原因

 

原因としては、

 

 

  • 見慣れている、愛着がある物を認識できないが馴染みがある
  • 話しかけることで孤独や不安を埋めている

 

 

などが挙げられます。

 

ご本人は満足している

 

どちらにも言えることはご本人としては安心して話しかけているため、特にここから暴言や暴力など困った状況には発展しにくいことです。

 

話しかけて満足されて終わり、時間が経ちまた見かけると話しかける。が多いです。

 

実際経験した話し

 

ちなみに私が働いている施設でもご利用者が、鏡や人形に笑顔で話しかけている方がいらっしゃいます。

 

そのまま静かに見守っているケースが多いです。

 

NGな対応

 

では実際、

認知症になったご家族が鏡や人形に話しかける時のやってはいけないNGな対応ですが、

 

 

  • 「誰と話してるつもりなの?」と否定する
  • 「それは鏡ですよ」、「それは人形ですよ」と説得する

 

 

というような対応をすることです。

 

なぜこの対応がいけないのか

 

原因でも挙げたようにさまざまな理由で鏡や人形に話しかけますが、良くないのは相手を忘れた時の対応と同じように、否定的な対応をしてしまうことです。

 

認知症は脳が萎縮し、症状が進行しても自尊心や感情は残っていたりします。

 

そこで否定的な対応をすると相手に過度なストレスを与えてしまい、認知症が進行してしまう可能性があります。

 

相手を忘れた時の対応についてはコチラ
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説得も良くない

 

また、「それは鏡ですよ」、「それは人形ですよ」など現実を言って説得するのも良くないです。

 

側から見たら異様に映っても、ご本人はそれで満足しています。

 

ご家族

たしかに楽しそうではあるけどねぇ…

このまま放っておいていいのかしらねぇ…

 

OKな対応

 

フクシ

主な対応方法ですが次の通りになります。

私が働いている介護施設でも、同じ対応をしていますよ。

どうしても気になる方はご検討ください

 

では逆にどのような対応をするとOKなのかと言いますと、

 

 

  • 「いっぱい話せましたか?」、「人形かわいいですね」と受け入れ話しを聞く
  • ご本人が話しができる環境か今一度考える

 

 

となります。

 

なぜこの対応がふさわしいのか

 

まずは否定せず受け入れ、静かに見守ることが大事です。

 

そのあとご本人が満足そうでしたら、どのような会話をしたか。人形だったら褒めるのも良いでしょう。

 

どうしても気になるご家族向けの対応

 

あとどうしても気になってやめて欲しい。

減って欲しい。と思われるご家族は、ご本人がご家族や近隣の知り合い、友達と話せる環境であるかを今一度考えてみるのも良いかもしれないですね。

 

会話をする機会が減り、そこから孤独や不安になって鏡や人形に話しかけることもあります。

 

原因でも申しましたがこの症状についてはそこから暴言や暴力など困った状況に発展しにくいため、そこまで深刻に考える必要がありません。

 

ですがもし、

「話す環境が少なく人との関わりを増やしたい」

とご家族がお考えの場合は、地域の行きつけのお店やデイサービス利用など、ご本人が話しがしやすい環境を考えてみても良いかもしれません。

 

認知症の対応も大事ですが

 

認知症は病気のひとつです。

 

毎回同じ対応をするのは正直ストレスがたまるかもしれませんが、認知症になったご本人も混乱しています。

 

大事なのは相手にストレスや負担を最小限にすることです。

 

ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。

 

フクシ

認知症の方の対応で疲れた方はあまりためこまず、

ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないでくださいね

 

まとめ

 

 

  • 認知症の症状が進行すると、鏡や人形に話しかけることがある
  • ご本人は話しかけて満足し安心するため、ここから暴言や暴力など困った状況には発展しにくい
  • 「誰と話してるつもりなの?」と否定したり、「それは鏡ですよ」、「それは人形ですよ」と説得することは控える
  • 「いっぱい話せましたか?」、「人形かわいいですね」と受け入れ話しを聞く
  • この症状が心配なら、現在ご本人が話しができる環境か今一度考える
  • 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください

 

 

となります。

 

介護はやはりストレスがたまりますよね。

 

私は介護の仕事を10数年していますが今でも精神的に疲れる時がたくさんあります。

 

なので自分を犠牲にしないで無理せず対応してくださいね。

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