認知症について

認知症について解説します

福士

現役介護士兼介護ブロガーです。 資格は介護福祉士とケアマネジャーを持っています。 将来の家族の介護に備えるための情報を発信しています。

ごあいさつ

 

こんにちは。

 

福士(@ryusukefukushi)です。

 

今回は認知症について解説します。

 

▼家族の介護に役立つ情報発信してます▼

認知症とは

 

さまざまな定義がありますが、WHO(世界保健機関)の定義は、

 

『脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害が起こり、普通の社会生活が送れなくなった状態』

 

としています。

 

人は歳を重ねるごとに脳や身体が衰えていきます。

 

そこで、

「Aさんは近所に住んでいる人」

「スーパーBはこの道を通って行く」

という記憶や、

「今は赤信号だから青になるまで待たないといけないな」

「ここから先は他人の家だから入ってはいけないな」

という判断力が衰えていき、

「Aさんって近所に住んでるの?スーパーBってどこ?」

「(赤信号だけど)渡ろう。(他人の家だけど)入ってみよう」

と記憶、判断力に異常をきたし、日常的な社会生活を送るのが難しくなった状態を言います。

 

認知症による脳への具体的な障害

 

では上記のように認知症になりますと、どのような障害が見られるのでしょうか。

 

 

・記憶…「Aさんは近所に住んでいる」が覚えられなくなる。

 

・思考…「クッキーは何処にある?」はわかっても、「甘い物は何処にある?」でクッキーが出てこない。

 

・見当識…「今が何月何日か」、「ここは何処か」がわからなくなる。

 

・計算…「1人200円だから2人で400円」という計算ができなくなる。

 

・学習…「Aさんは近所に住んでるんだ」、「スーパーBはここにあるんだ」という新しいことを覚えられなくなる。

 

・言語…言葉を話す、理解する。文字を書く、理解する。ができなくなる。

 

・判断…「赤信号だから渡ってはいけない」という判断ができなくなる。

 

・概念…夏は暑いので薄着にする。冬は寒いので厚着する。というような概念がなくなり、季節に合わせた服装ができなくなる。

 

・理解…「元気ですか」と言われても「元気」が何なのかわからなくなる。

 

 

などがございます。

 

認知症は治るのか

 

では認知症と診断された場合果たして治るのかと言いますと、認知症の種類にもよりますが現時点では、

 

『薬や接し方で認知症の進行を遅らせることはできますが、根本的に治すことはできません』

 

現在、認知症の代表的な薬として「アリセプト」という薬がありますが、(私の義理のおばあちゃんも服用していました。)こちらは認知症の進行を遅らせることはできるが治療薬にはなりません。

 

なので、「早期発見、早期治療」が求められます。

 

認知症の種類

 

ここまで認知症の全体像を解説しましたが、認知症の種類は主に4つに分けられます。

 

 

1.アルツハイマー型認知症

 

脳にアミロイドβという物質が蓄積し、神経細胞の障害が起こります。

 

「短期記憶障害」という、新しいことを覚えられなくなり、症状が進行すると日付がわからなくなり、金銭管理や家事ができなくなります。

 

根本的な治療方法はありませんが、薬で進行を遅らせることができます。

 

アルツハイマー型認知症の詳細はコチラ
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2.脳血管性認知症

 

脳梗塞や脳出血が原因で発症します。

 

初期は症状が小さくても、再発を繰り返すことによって悪化していきます。

 

脳よりも歩行障害や言語障害、嚥下障害など身体系の機能が衰えていきます。

 

手術で改善したり、禁煙禁酒や普段から節制した生活を送ることで予防できます。

 

脳血管性認知症の詳細はコチラ
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3.レビー小体型認知症

 

脳にレビー小体というタンパク質が蓄積して、神経細胞の障害が起こります。

 

こちらはアルツハイマー型のような記憶の衰えではなく、しっかりしている時としていない時のムラがあるのと、幻視(存在しないのに虫や人が見えたりする)が特徴的な症状になります。

 

そのほかには嗅覚低下、睡眠中の異常行動(夢を見ている時に大声を出す、身体を激しく動かす)、パーキンソン症状(動作が鈍くなる、小刻み歩行)などがあります。

 

こちらも根本的な治療方法はありませんが、薬で進行を遅らせることができます。

 

レビー小体型認知症の詳細はコチラ
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4.前頭側頭型認知症

 

前頭葉と側頭葉の萎縮が見られる認知症で、他の認知症と比べると発症はまれと言われています。

 

こちらは言語がしゃべれなくなったり、言葉の意味がわからなくなったり、自分勝手な行動をとったり、同じ行動を繰り返すなどの症状があります。

 

 

以上となります。

 

認知症になった方への接し方

 

認知症の種類は以上となりますが、それではご家族や周りの方が認知症になってしまった際の接し方は、どのようにすれば良いのでしょうか。

 

ここで大事なのは認知症になって人格やご様子が変わってもその方の感情は残っています。

 

なので「認知症=全員同じ対応」ということはないため、その方その方に合わせた対応が必要となります。

 

ですが、まずは誰でも共通して気をつけた方が良いものをまとめました。

 

 

1.自尊心(プライド)、尊厳を傷つけない

 

→「またおもらしして!」、「こんなこともできないの?」と大声でその方の自尊心(プライド)、尊厳を傷つけない。

 

2.できないことを無理強いしない

 

→「今まではひとりでトイレに行けたのに」、「今まではひとりで歩けたのに」と今までおひとりでできたことが認知症によって少しずつできなくなった時に、それをその方に責めない。逆に今できることやお気持ちをできる限り尊重する。

 

 

と主に2つが挙げられます。

 

あなたとその方との今までの関わり方や歴史がありますので接し方は十人十色ですが、最低限この2つは気をつけた方が良いでしょう。

 

まとめ

 

 

・「認知症」とは、脳や身体の疾患が原因で記憶や判断力に障害が起こり、普通の社会生活を送ることが難しい状態

 

・「認知症」は、根本的な完治はできないが薬や接し方で症状の進行を遅らせることはできる

 

・「認知症」は、「アルツハイマー型」、「脳血管性」、「レビー小体型」、「前頭側頭葉型」の4種類がある

 

・「認知症」の方への接し方は、人それぞれだが自尊心(プライド)を傷つけたり、できないことを無理強いするのは禁物

 

 

以上となります。

 

人間誰しも認知症になる可能性があります。

 

早期発見できればそれに越したことはありませんが、その方の人格や尊厳をできる限り尊重し、その方に合った接し方を探さなくてはいけません。

 

ですが、私たちとしてはまずは認知症の理解と、私たちが無理しないでできる限りの対応や接し方が大事といえます。

 

なのであなたの全てを犠牲にせず、さまざまな機関やご親族に相談してお互い負担が少ない対応をしてくださいね。

 

ではまた。


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