
母さん年だからそろそろ介護も視野に入れないといけないなぁ…
でも、そしたらまずは何から始めたらいいんだろう…

こんにちは。
フクシ(@ryusukefukushi)です。
今回はあなたがご家族の介護を
することになった場合に備えて、
事前に決めたほうが良いことをまとめています。
ご家族の将来の介護に不安がある方はぜひご覧ください
私は今、介護施設で「生活相談員」という職種の仕事をしています。
この仕事は担当しているケアマネジャーを通じて、地域に住まれている認知症の方やそのご家族とお話しし、必要であれば施設をご利用するためのお手伝いをしています。
今まで述べ1,000組ほどの認知症の方とそのご家族とお会いする機会があったのですが、以下の3点で悩まれている方がとても多かったです。
今回はそれらをまとめましたので、ご家族の将来の介護に不安がある方はぜひご覧ください。
家族の介護はとにかく大変!
私は介護士でしたが、以前義理のおばあちゃんの介護をした時、
「仕事の介護と全然違うやん!家族の介護ってめっちゃ大変!」
と痛感しました。
今は老人ホームに入所したので落ち着きましたが、今後私がまた家族の介護をするとしたら実母と義理の両親、妻が候補になります。(自分がしてもらう可能性も大いにありますが)
今後のために決めないといけない3つの約束ごと
そうなると事前に家族間で決めておかないと、のちのち苦労することが何点かあります。
この3つをチェック!
- 介護の方向性
- お金の使い方
- 精神安定剤の有無
などです。
なぜこの3つなのか
私は今は生活相談員という立場で、さまざまなご利用者やそのご家族とお話しをする機会があります。
個人差もあり今までの生活環境によっていろいろ違いますが、よくこの3つで悩まれている方がとても多いからです。
なので今回は「1.介護の方向性」についてお話ししますね。
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介護の方向性とは?
介護の方向性と言われても、一体どこに向かったらいいの?
と思いますが、こちらは主に「家で介護サービスを利用するか、施設で介護サービスを利用するか」です。
今まで生活していた自宅で介護サービスを使いたい方もいらっしゃいますし、将来を考えて介護付きのマンションに移りたい方や、いきなり介護施設に移りたい方もいらっしゃいます。
多いのはできるだけ長く自宅での生活を続けること
その中で多いのは、やはり健康であるうちは自宅での生活を続けたいという意見です。慣れた自宅で生活も続けられますし、費用に関してもいきなり施設に移る方よりも抑えられます。(だいたいですが自宅の介護だと月1、2万円から、施設だと最低でも月12万円から)
ですが、介護サービスを利用するご本人の「要介護度」が高くなるにつれて介護をするご家族の心身の負担は増していきます。
ご本人も介護を欲している時に常にご家族が万全の状態でいる可能性は低いため、ストレスが溜まり「いつまでも自宅で」というのは難しくなってきてしまいます。
自宅と施設の線引き
そうなると「いつまで自宅、ここから施設」の線引きが重要になりますがご本人、ご家族の負担を考えると、
- ご本人の身体機能の低下
- ご本人の認知症の進行
このふたつが挙げられるのではないでしょうか。
身体機能の低下とは
どちらにせよご本人とご家族の生活環境や、介護ができる時間によって変わりますが、
「1.ご本人の身体機能の低下」とは1人で、
歩くことができない→立つことができない→ご飯を食べることができない
といったようにおひとりでできることが少しずつなくなっていくことです。
手を動かす、足を動かすことが難しくなった際、ご家族やヘルパーさんなしでは生活が成り立たなくなってしまうため、介護施設の利用を考えた方が良いかもしれません。
認知症の進行とは
一方「2.ご本人の認知症の進行」は、
身体機能は元気でも、認知症の進行のため自宅での生活が難しくなることです。
認知症の進行により、
何度も同じ話しをする→外に出たら帰り道がわからなくなる→ご家族の顔がわからなくなる
といったように症状が進行していきます。
「直前の出来事をキレイさっぱり忘れてしまう」
「家がわからず10km先で交番に保護される」
「子供の顔を見ても誰かわかっていない」
というような症状が出てくると、ご本人おひとりで自宅で生活を続けるのがとてもリスキーになってきます。
実際過去に認知症の方が踏切に入って電車に轢かれて亡くなられたこともあります。
事前に決めておきたいこと
以上を踏まえると例えばですが、ご本人とご家族の間で、
- ご自分で立ち上がれなくなったら施設介護を検討する
- ご自分で出掛けて家に帰れなくなったら施設介護を検討する
といったような取り決めが事前にあると、介護をする時に苦労することが少なくなります。
歩くのが難しくなってきたから、物忘れが多くなってきたからそろそろ施設を探してみようかな。
と予防や準備ができます。
親や配偶者にいきなり介護の話しをすると、びっくりされて怒られてしまいそうですが、タイミングをみて事前に決められるとご本人もご家族もお互い気が楽になるのではないでしょうか。
認知症になったご家族を介護する時に大切なこと
認知症は病気のひとつです。
今後ご家族が認知症になって介護が必要になった場合、認知症になったご本人はとても混乱しています。
大事なのはご本人のストレスや負担を最小限にすることです。
ですが、やはり私は介護をする方のストレスや負担も最小限にして欲しいと思います。

認知症になったご家族の対応で疲れた方はあまりためこまず、
ご家族や地域包括支援センターやケアマネジャーなどに相談してひとりで抱え込まないでくださいね
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まとめ
ココがポイント
- 事前に介護の方向性を決めるとお互いストレスがない。
- 「ここまで自宅、ここから施設」の線引きをする。
- 決める時はタイミングをみて。
- 介護をするご家族は認知症の方の対応でストレスがたまりやすいので他のご家族や機関に相談してひとりで抱え込まないでください
となります。
お互い無理のない介護をして、心身の負担を少しでもなくせるようにしたいですね。
次回に続く。
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