
私は介護業界で働くことになって15年以上経ちます。
その間に介護福祉士やケアマネジャーの資格を取るなど知識を学んだり、
認知症の方のおむつ交換やお着替えのお手伝いなどの技術を学んだりし、
今後どこへ行っても介護で困るのことはないと自負していたのですが、
身内の介護はとてもとても難しいと実感しました。
仕事とプライベートの介護は全く違うと痛感しましたね。
今回はプライベートでの介護体験をお話しします。
家族の介護で悩まれている方は参考にしてくださいね。
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認知症になった家族の介護⑦「新型コロナウイルス流行によるケアプラン変更」
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特養から連絡
2020年5月。コロナ禍による1回目の緊急事態宣言が首都圏以外の地域で少しずつ解除されていく中、以前申し込んでいた特養から私宛てに電話がありました。
そこはおばあちゃんが利用しているショートステイと併設している特養でした。
「フクシ様、突然すいません。去年入所希望の申請をいただいていましたが、この度空きができました。
そこで当施設としましては、おばあちゃんのご入所を考えているのですが、いかがなさいますか?」
という内容でした。
ちょうど介護施設を探そうと検索サイトに登録をして、電話相談や資料請求をした矢先の出来事でした。
急な特養入所
おばあちゃんが特養入所…。
確かに入所の申し込みはしていましたが、去年の10月に申し込んでから1年も経たないうちに連絡が来たのでめちゃくちゃびっくりしました。
「ちょっと家族と相談したいので、返事は明日させてください」
と、この日は返答して終わりました。
特養に空きができた…か。
選ばれたおばあちゃん
要するに特養に入所している誰かが入院か逝去によって空きできたのですが、次に誰を入れるかでその特養内で話し合いがあり、現在併設しているショートステイで5泊6日利用しているうちのおばあちゃんが選ばれたようでした。
私は早速その日の夜におじさん2人と義母と妻の5人で、家族会議をLINE電話で行った。
特養入所か否か
「へぇ…。そうなんだ。早いね」
というのが家族みんなの感想でした。
「なんでこんなに早いの?フクシくんわかる?」
とおじさんに聞かれたのですが、私も確かなことはわからず恐らく、
- コロナ禍によって今まで会ったこともない方よりも法人内のショートステイを利用しているおばあちゃんの方が施設の感染リスクが少ないと判断された。
- 併設しているショートステイからの入所なので、おばあちゃんの介護についての情報や注意点などが特養の職員と共有されているだろうから特養、家族のお互いがやりやすい。
- 同じ法人内なのでおばあちゃんが知ってる職員もいるだろうから環境面の変化でのリスクが少ない。
などが考えられました。
入所か否かの家族会議
そこから入所の可否について話し合いましたが、おじさん(長男)の腰が万全ではないことや、金額が今と変わらないこと、特養は人気があるため次いつ開くかわからないことなどが考えられたので、ショートステイから特養に入所する方向に家族間で決まりました。
おばあちゃんが認知症でこちらからの会話が通じず、返答を聞くのが難しいため、またまた家族の主張だけで決めてしまったのが本当に申し訳なかったのですが、翌日、特養の生活相談員に入所する旨を伝えました。
家を出るおばあちゃん
おばあちゃん。これで家からショートステイを行ったり来たりすることがなくなったから、少しは楽になるかなぁ…。
でもまずは家から離れて寂しいやろなぁ…。
本当にがんばってくれてありがとう。
面会はZoom(ズーム)で
コロナ禍によって直接の面会ができず、Zoomだけなのでそれがまた寂しいですが、ひとまずおばあちゃんも家族もゆっくりできるようになったのはよかったのかなぁ。と思うようにしました。
Zoomで面会中は基本的に無言ですが、私の子供(おばあちゃんからしたらひ孫)の顔を見ると、笑顔になってくれることがあるので、それは嬉しかったです。
ケアマネジャーに感謝
田原(仮名)さんも、入所を後押ししてくれたのも助かりました。
良いケアマネジャーに巡り会えてここまで来れて本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
家族の介護をしてみて
はい。家族の介護はここまでになります。
2019年2月から2020年5月までと、約1年3ヶ月間に渡って家族の介護をしましたが、結論から申しますと、
めちゃくちゃしんどかった💧
仕事とプライベートの介護は全く違う
私は介護の仕事を元々10数年していたので、家族の介護でそこまでしんどくならないだろうと高を括っていましたが、そんなこと全くない!
逆に気も使うし、元気だった時と認知症の時のギャップもあるしでメンタルがかなり落ち込みました。
介護をする方はここをチェック!
あとは実際介護をされることになった際の参考になればと思いますが、
- ケアマネジャーすごい大事!
→うちの家族のケアマネジャーは田原(仮名)さんが担当してくれましたが、経験が豊富で本当に頼りになりました。気軽に相談もできたので、介護のストレスがだいぶ減りました - 認知症について
→おばあちゃんは元々足腰が弱かったので徘徊がなかったのですが、記憶力がすぐになくなり、物忘れがとても多かったです。私の名前は結局忘れられました - 薬について
→「アリセプト」という認知症の薬を飲んでいましたが、副作用で「興奮」があったのでその因果関係かわかりませんが、よく大声を出していました。飲んで良いのか悪いのかは結局わからなかったので、薬の服用を考えている際は医師とよく相談してみるのも良いかもしれません - 反省点
→訪問介護からデイサービスとショートステイを使うようになった時、初めの数ヶ月はデイサービスだけにすればよかったと反省しています。これは決してショートステイがダメとかではなく、おばあちゃんの場合はショートステイを利用して覚えることが多くなって混乱させてしまったと思っています - 介護の方向性
→当たり前かもしれませんが、おばあちゃんと家族で意見が分かれたり、おじさんと義母で意見が分かれたりと険悪になるまではいきませんでしたが、よく意見が分かれました。お互いの妥協できる点を、少しずつ踏み込んで探していました
ということがありました。とても大変なので市区町村でもケアマネジャーでも介護サービスでも頼れるものは頼らないと。と思いました。
おわり
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